隙間からの呟き/雑音にそっと耳を傾けてみる。
by toroom
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2006年 10月 13日
北朝鮮地下核実験 失敗説や偽物説を紹介 核実験で科学2誌/ネイチャーとサイエンス
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北朝鮮が成功したとする地下核実験で爆発の規模が小さすぎることについて、科学誌ネイチャーとサイエンスは10日の電子版で、『失敗』原因や通常爆弾による偽物説まで専門家によるさまざまな憶測を伝えているということです。
ネイチャーによると、諸説ある爆発規模について、多くの政府関係者や専門家は、核爆発にしては小さい500トン前後(TNT火薬換算)で一致していると指摘。もしそうであれば、実験は核分裂連鎖反応が途中で立ち消えになり、想定した爆発力が得られなかった可能性が高いとしています。
原因として
(1)原料のプルトニウムの純度が低かった
(2)連鎖反応の引き金になる中性子発生装置の作動のタイミングがずれた
(3)プルトニウムを節約しすぎた
(4)プルトニウムに周囲から圧力を加える爆薬がうまく働かなかった
との説を紹介。
サイエンスでは、核実験と断定するには航空機か大気集じん器が実験場から漏れ出した核分裂に伴う放射性物質を検知するしかなく、検知されない場合「実験が(通常爆弾による)偽物だった可能性はかなり高くなる」(エール大の地質学者)としています。
ロンドンの核兵器専門家ジェームス・アクトン氏はネイチャーに「実験が失敗だったとしても、北朝鮮の研究者は多くを学んだはず。機能する核兵器を2年以内に開発するのは間違いない」とコメントしています。【FrontLine】
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確かに、北朝鮮は原子炉内にあった核燃料中に蓄積しているプルトニウムを抽出する技術力は未だ獲得していない可能性のほうが大きいようです。しかし、「他国から核兵器級プルトニウムが入ってきていれば、全て変わってしまう。爆縮法の研究は進めていたと考えられるので、そうであれば、核兵器の製造は容易になる。核兵器級プルトニウムからはガンマ線がほとんど放出されないので、缶詰にされた核兵器級プルトニウムの運搬は容易である」との指摘もあります。
いずれにせよ、日本国内における放射能モニタリングは政治的思惑抜きにまっとうにやってもらいたいです。それには、空気中の粉塵、または降雨を大量に採取して、その中に含まれる放射能の高感度測定をおこなうほうが有意義であるといいいます。特に東北地方、北陸地方の日本海沿岸で試料採取をおこなうことが望まれるそうです。ガンマ線測定器による測定は感度が低く、かなりの放射能が日本に来た1986 年の旧ソ連原発事故の時にも国内の装置はほとんど感知していないといいます。ただ、「いうまでもないことと思うが、日本でのこのような測定で放射能が検出されなくても地下核実験がなかったことにはならない。実験がおこなわれても地上に放射能がほとんど出ないのが地下核実験の本来の姿だからである」。【原子力資料情報室 朝鮮民主主義人民共和国の核開発について】
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