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2006年 12月 26日
音楽の著作権料、何はセーフで何がアウトなの?
音楽家(著作権者)-JASRAC(複製)-消費者という関係がここにある。問題はこの関係が一定のまま固定され変動せずにいることが問題なのではないか?と問題提起してみる。つまり、JASRAC(複製)-音楽家(著作権者)-消費者、または、JASRAC(複製)-消費者-音楽家(著作権者)といったように、その関係は変動できるのに、事態を変動させまいとしている姿勢を既得権益化と呼んでいるのではないか。つまり、音楽家(著作権者)-消費者の仲介にいつもJASRAC(複製)が挟まって動かない。思い出だせば、ウィニーというソフトはジャスラックだったのであり、だから、ジャスラックをはじめとする仲介にある業者がこのソフトの排除に躍起になっているのではないか。だとすれば、ウィニーというソフトのことを考えれば、ジャスラックをはじめとする仲介にある業者(裁判官も含む)の姿がよく見えてくるのではないか。 ウィニーというソフトにはコンテンツはない。Aという規格とBという規格の、規格の仲介を行うだけである。だから、ウィニー自身は規格を持たないことを、自らの規格としていく、いわば、変身するお化け、あるいは、どんどん自らの情報を変化させるウィルスといえる。だとすれば、このソフトの排除に躍起になっている、ジャスラックをはじめとする仲介にある業者(裁判官も含む)は規格を維持することで既得権益化しているといえるのではないか。 ウィニーはフリーソフトである。しかも、金子氏が制作したソフトであることを誰もが知っているのであり、その著作権者である金子氏という固有名は誰にも侵されてはいない。オレがこのソフトを作ったという人は誰もいない。 なるほど、JASRACはなにも生産していない。JASRACはコンテンツを含まない。その意味でウィニーと同じである。しかし、決定的に違う。金子氏は「コンテンツを含まない」というソフトを制作したのに対し、JASRACはソフトを制作していない。JASRACが制作したのは「JASRAC」という組織(ハード)だけである。だから、JASRACが著作権を語りうるとすれば「JASRAC」という固有名についてだけであろう。一体、オレがJASRACだという人はいたのだろうか。このおじさんは、一度でも、JASRACを名乗ったことがあるのか。なのに、JASRACは「著作権」を振りかざす。繰り返せば、JASRACが著作権を語りうるとすれば「JASRAC」という固有名についてだけである。誰も、JASRACという固有名を犯したものはいない。だとすると、どうやら(固有)名乗りという、泥棒をしているのはJASRACのほうなのではないかと思われてくる。 Aという規格とBという規格の、規格の仲介を「規格を持たないことを、自らの規格としていく」ことで仲介していくのがウィニーというソフトであるといった。つまり、「ソフト」という言葉はこのように自らの姿を変容させ繋げていく事態をさして「ソフト」というのだった。それに対し、同じように仲介するにしても自らの姿を変容しないものを「ハード」という。それは、組織である。 冒頭に次のように書いた。「音楽家(著作権者)-JASRAC(複製)-消費者という関係がここにある。問題はこの関係が一定のまま固定され変動せずにいることが問題なのではないか?」。つまり、この関係が一定で変動しないで、組織化されていることが問題なのである。その問題は、この仲介にあるものが「規格を持たないことを、自らの規格としていく」ことで仲介していくウィニーという「ソフト」ではなく、組織化された「ハード」JASRACが、変容という事態を、自らの姿と同じく組織化という硬直化をはかっていることがいかがわしいのだ。 冒頭に次のようにも書いた。「その関係は変動できるのに、事態を変動させまいとしている姿勢を既得権益化と呼んでいるのではないか」。既得権益は、変容ではなく、組織化によってもたらせれる。変容すれば「既得権益」は既得権化せず、(利)益は変容する。それを阻止するのが組織化をはかる組織-JASRACである。 では、その組織化はどのようにはかられているのか。 『JASRACが著作権を語りうるとすれば「JASRAC」という固有名についてだけであろう』と書いた。その限りにおいて著作権は認められよう。しかし、実際はそれを超えて、JASRACは他者の「著作権」をあたかも己のことのように振りかざす。だから、「著作権」を侵犯しているのはJASRACだと、ひとまずいえる。しかし、この侵犯はなによって可能なのだろう?これも既に書いている。「規格」化がそれであろう。 「音楽家(著作権者)」の著作権は、出版社に預けられる。出版社は、その著作権を複製(版権)する。この版権(複製)を独占しているところに既得権益が発生している。だから、JASRACの守備範囲は、この版権(複製)に関することのはずなのに、それを逸脱して「著作権」というから話がおかしくなるのだ。著作権はサインであり、だから、固有名詞に関わる。これは版権(複製)とは別次元のことである。この混同が事態を歪めていく。 そう整理すれば、事態はハッキリしてくるだろう。今、問題になっているのは「著作権」ではなく、版権(複製)が独占されていることなのではないか。だから、ことは何も音楽だけに限ったことではない。それは広く出版(publication)に関係する話なのではないか。出版は許認可業務なのである。新聞社も本出版社も音楽だって、もとはスコアーの出版からはじまっている。映画に関しては映画監督になるのに官僚による試験があった。アメリカからのフィルムは軍用機によって運搬されていた(炎上の危険性があったにせよ)。だから、問題は流通機構における官僚的支配なのではないか。端的にそれは紙媒体の支配だった。紙のサイズを固定することがそれである。だから紙にはサイズの固定化という、検閲の刻印がはじめから施されている。つまり、内容に関する検閲以前に、その流通機構が検閲され、その検閲は紙媒体の支配、サイズの固定化によって行われているといえないか。紙の支配は、そのまま、レコード(ビニール)、写真・映画(フィルム)、カセット・ビデオ(磁器テープ)、CD(ディスク)にまで転用されていった。だから、官僚機構による支配・検閲の問題とは、紙のサイズという度量衡のことなのではないか。つまり、それが先に書いた「規格」化のことである。この「規格」化を独占的に支配している版権(複製)業者こそが、支配者なのであろう。 ここに来て、事態はより鮮明になってこよう。ウィニーというソフトが金子氏によって制作されたことを誰も疑わないように、その著作権、固有名は誰によっても侵されていない。犯しようがないのが固有名なのである。歴史を固有名なしに語ることが出来ないように、事態は常に固有名として認識される。だから、今、進捗している状況は固有名(著作権)の侵犯ではなく、複製、つまりは、「規格の複製」が不可能になっているということの方なのである。度量衡が不可能に晒されているのである。即ち、「度量衡」の規格化こそが支配だったのであれば、支配は不可能に直面しているのである。その証拠に、あなたは、今、フォーマットの枠を摘み、自由にそのサイズを変えているではないか。この枠こそ規格化されていたのであり、その規格化こそが支配だったのである。あなたは、自由にその枠を自分で決定できる。それだけではない。液晶画面の、液晶も、固体(固定=規格)でもなく、気体でもない、流体状にあるではないか。その自由な変容性によって輪郭(規格)を、自分の好きなように作ることが出来るときがやがて来る。更に、ネットにハードが接続されればソフトになる。ハードとソフトの輪郭(規格)は溶け出しているのである。ここに再販制度という、「規格の複製」を持ち込もうとしても無理である。規格は勝手に『生成』されていくのがネットなのである。ネットこそ、規格化という強制による支配からもっとも遠く離れた、接続と分離が絶え間なく反復される多様な社会(誰もが仲介者となり、固定された仲介者を必要とはしない方向に進む)なのであり、この反復が「規格の複製」にとって変わったのである。 最後に、今の時代、ネットを使ってソフトを組めば、消費者からの発注に基づき音楽家が受注生産することが出来ないとは思わない。ここでは個人のオーダーに応じた音楽の制作だって可能だろう。商業利用に関しても、音楽家とのあいだで受注契約を結べばいい。更に、その音楽家も音楽を作るときに、それに先行し引用として使うテキストがある以上は、そのテキストの製作者とのあいだに契約関係をその都度結べばいい。つまり、ここでは音楽製作者もまた消費者なのである。自らも消費しなければ音楽の制作は不可能であり、且つ、消費するものをそのまま加工せずに使用するのであれば、新たなものはなにも作れない以上、自らの商品を、消費者がどうのように利用しなければいけないといった介入を行うことは、自ら行為を制約することであろう。 #
by toroom
| 2006-12-26 17:33
| 政治
2006年 12月 25日
欧米中心の世界は終わる?
2005年9月6日 田中 宇 途上国の発展を遅らせる温暖化対策 このことを世界的に普遍化して考えると、地球温暖化問題は、先進国が発展途上国の追いつきを阻止するという政治的な効果を持っていると感じられる。先進国は、経済の中心が製造業から金融業などサービス業に移行しており、二酸化炭素を排出する時期は過ぎている。だが、これから経済成長しようとする発展途上国は、二酸化炭素をより多く出す製造業が頼りである。 確かにそれはそうなのかもしれない。けど、どうなんだろうか?一体ここでいう「発展」とはなんなのか?「発展」という言葉が国策として使われるようになったのは、米・大統領トルーマンが1949年1月20日の就任演説で技術的・経済的援助をおこなって、未開の国々を発展させるという新しい政策を発表したときにはじまるという。ダグラス・ラミスによると「未開発の国々」という表現はこのとき初めて使われたという。そればかりではない。自動詞「develop」が他動詞として使われるようになったのもこの時からだと、辻信一『スローライフ100のキーワード』にある。 しかし、これは何か新しい事態なのだろうか?グローバル化とは「植民地」政策を言い換えただけではないか。ただ、西洋列強が直接統治したのに対し、親米傀儡政府を「民主主義」という手の込んだ「官僚」テクノクラート(技術)を通じて統治するように統治する。この直接統治から間接統治を「新」といっているだけではないか。つまり、「exploit」を「「develop」と言い換えることで、それは、「developing coutories are developed by U.S.A 」となり、自動詞「develop」が他動詞として使われるようになった。この「develop」を「exploit」にすればどうなるか。「developing」すればするほど「exploit」されるようになる。 かつての帝国主義、すなわち大国の利潤のための搾取は、もはやわれわれの未来に存在する余地はない。われわれが構想するのは、民主的で公正な関係を基本概念とする開発計画である。(トルーマン大統領就任演説より) 2002年のヨハネスブルクにおける国連の「持続可能な開発」サミットでも「開発」とある。しかし、ここには今までのようなありかたでは「持続」不可能であるという認識も語られていよう。ただ、不可能なのは「持続」ではなく「開発」なのではないか。生態系を含む人の営みを破壊する「開発」が不可能なのではないか。また、この「開発」が「民主的で公正な関係を基本概念とする開発計画である」ならば、その関係を国内に移せば「税の搾取」もまた、「官僚」テクノクラート(技術)を通じた民主的「搾取」であり、生態系を含む人の営みを破壊する。■ U.S. Military Spending This Year (2006年12月21日)(新華社) 北京:大気汚染深刻、濃度WHO基準の5倍以上 (2006年12月22日)(東京) 米産牛肉からダイオキシン 韓国で検出、FTA影響も 「民主的で公正な関係」とは代表議会制民主主義のことであろう。では、そういったときの「代表」とはなんなのか?「represent」であり「再-現前」であろう。この「re-」が曲者であろう。人生は一度であり、個人(固有名)に「re-」はないはずである。民主主義が個人であるならば、民主主義は「人生(lefe)」であり「固有名」であるはずである。しかし、それは「はず」であって「である」にはなっていない。なぜ?「re-」があるからだろ。「re-peat」される「人生(lefe)」、「re-peat」される「固有名」が、どうして一回の「人生(lefe)」一人の「固有名」といえるのか。だから、代表議会制民主主義とは、「人生(lefe)」「固有名」を糊塗する手の込んだ官僚テクノクラート(技術)であろうか。 では、この「re-」という発想はどこからうまれたのか。神の復活-再現(今日はクリスマスだった)であろうか。では、この神はどこから発想されたのか?「代替貨幣」であろうか?この貨幣の「代替」性を議会制に持ち込んだとすれば、われわれが代表議会制民主主義のメッキを剥ぎ取り「人生(lefe)」「固有名」をしんに謳歌するには、この貨幣の「代替」性に注目することが重要になろうか? それは次回以降に・・・・・・ #
by toroom
| 2006-12-25 05:50
| 政治
2006年 12月 22日
(2006年12月22日)(日刊ゲンダイ)本間更迭 決めたのは森元首相
阪大の本間正明教授(62)が税調会長を辞めたのは、安倍首相が会見で答えたような「一身上の理由」ではない。直前まで「続投」作戦を練っていた。阪大の後輩教授や役人が本間氏を支える会合を計画。安倍首相や塩崎官房長官も自分らが起用したことから迷いに迷っていた。そのとき官邸に現れたのが黒幕気取りの森元首相で、“本間切り”を助言したという。それで首相も更迭を決断せざるを得なくなったという。自分では何も決められないのだ。 結局、森氏がここでは教祖様ってこのなのでしょうか?それにしても、安倍首相は「一身上の理由で」を都合何回繰り返したのでしょうか?改めて無能ぶりを発揮されたのではないでしょうか?普通「一身上の都合で」というのは、本人が他者に向かって使う言葉ではないのか?だから本間氏本人ではない安倍首相が「一身上の理由で」を反復するのに及び、「で、あなたの、その都合って?」と突っ込みを入れたくなる。突っ込まれる、攻撃されるようになる。例えば、こんなふうに・・・・・安倍政権、本間氏辞任で支持率低下に拍車も[東京 21日 ロイター] #
by toroom
| 2006-12-22 18:04
| 政治
2006年 12月 21日
(12月29日)(共同)
クローン食品の「安全宣言」 米が世界に先駆け発表 【ワシントン28日共同】米食品医薬品局(FDA)は、クローン技術を使ってつくった牛、豚、ヤギなどの家畜の肉やミルクは、食品として安全であると28日、発表した。今後90日間、一般消費者からも意見を聞いた後、食品として販売を認可するかどうか決定するが、時期は未定。FDAによると、クローン技術でつくった食品の「安全宣言」をしたのは米国が世界で初めてという。 (2006年12月21日)(日刊リベタ) <コーデックス・バイテク特別部会報告③>遺伝子組み換え(GM)動物、 はじめにやってくるのは巨大GMサケ? 第6回コーデックス・バイオテクノロジー応用食品特別部会(コーデックスバイテク特別部会)はGM動物ガイドラインの検討を行い、合意した。GM(遺伝子組み換え)動物としてはじめに食卓に上るのはサケだといわれる。米国企業AFプロティンがカナダ・プリンスエドワード島で成長ホルモンを組み込んだサケを開発、米国FDAが認可しさえすれば、すぐにでも市場に出てくる可能性がある。このサケは、通常のサケの4-6倍の速さで成長するため、2年物ですでに数倍の大きさの違いがある。(上林裕子)STAFF 遺伝子組み換え食品の国際的な安全性評価基準について審議(コーデックス委員会)【行政情報】 疾病耐性や食糧生産の増加などの食品利用として利点の特性を付与もしくは向上させたサケやブタなど、遺伝子組み換え動物の研究が行われている。また、医薬品成分を生産する遺伝子組み換え動物の研究も各国で進んでいる。このため、これら遺伝子組み換え動物の安全性について世界中で議論されているところである。 遺伝子組換え食品に関するリスクと認知 #
by toroom
| 2006-12-21 21:40
| 政治
2006年 12月 21日
家賃も払わず、タダ同然で官舎に妾を囲い、北新地ではこの女にクラブを経営させ、役人・政治家・金融関係経営者らを毎晩、接待していたらしい本間会長は、今は「東京湾が一望できるベイエリアの億ション」物色中とのこと。
(2006年12月21日)(日刊ゲンダイ) 雲隠れ 本間会長億ション物色 豪華官舎をやむなく退去した本間会長、公の場から姿を消したと思ったら、どうやら愛人と一緒に暮らす新居を探しているらしい。その中には東京湾が一望できるベイエリアの億ションも候補に挙がっているという。そもそも億ションを購入できるほどの財力があれば、何もケチって格安家賃で官舎に住む必要などなかったのに……。 [12月21日](毎日) <本間氏辞任>「官邸主導」態勢に陰り 政府税制調査会会長への本間正明氏の起用は、経済成長重視の「上げ潮」路線を掲げる安倍晋三首相―塩崎恭久官房長官が主導した人事。そこでの早々のつまずきは、首相の任命責任が問われるだけでなく、「官邸主導」態勢に大きな陰りを差すことになる。辞任劇をめぐっては、安倍首相が最後まで本間氏を擁護するなど判断を誤り、危機管理の甘さも露呈した。復党問題やタウンミーティングのやらせ質問問題などによる支持率急落に拍車をかけることは間違いない。 こういうことらしいがそれにしれもこの記事にある「危機管理の甘さ」とはどういう事態をさしているのだろうか?今回のような「タダ同然で官舎に妾を囲う」ことが露呈することをさして「危機管理の甘さ」といっているのか?自分たちは知っていて、それを公表しなかったのにということなのか?それとも週刊誌に抜かれたことに対する嫉妬なのか?いずれにせよ、今回のように公然となったことをさして「危機管理の甘さ」といってるようでは、今更ながら、こいつらブン屋も同じアナのムジナだ、な! しかも、この「危機管理」という言葉に違和を感じるのは、自分だけだろうか?そもそも「管理」できる「危機」ってなんのことだろう?「管理」できる「危機」って、はじめから「危機」ではなく「安全」なんじゃないか?だから危機でもなんでもない「安全」なことを「危機」と騒いで不安を煽り、煽情し、しまいには、「危機」だから協力せよ、さもないと、反逆罪で逮捕するぞ!とする、退屈な「管理社会」のメロドラマを書き続けているのがブン屋なのではないか? ブン、ブン、ブン、ハチが飛ぶ! #
by toroom
| 2006-12-21 16:48
| 政治
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